こんにちは。グラフィックデザイナーの津森です。

あっという間に寒くなりましたね。皆様、寒さ対策はお済みでしょうか?

さて、私は11月の3連休に上海に旅行に行っていました。

事前に予定を組んで、この数ヶ月間はこの旅行を楽しみに生きていました。

今回は旅行代理店などを介さず、航空券、現地のホテル、レストランまで全て事前にインターネットで調べ、予約をして行きました。

インターネットとカードがあれば、今の時代、海外旅行も気軽にできますね。

 

さて、福岡国際空港の出国ゲートで、監視員の方から外国人に間違われた私です。

「本当に日本人ですか?」と、なぜか日本語で聞かれたのですが、私はどこの国の方に見えていたのですか?謎です。

因みに、上海でも宿泊したホテルのオーナー的な人から現地の人と間違われました。中国の方に見えたのでしょうか?よくあることですが。

 

それはさておき、今回利用した航空会社は中国東方航空です。

行きの飛行機のパイロットの操縦技術の高さに大変驚きました。天候が良かったのもありますが、離陸・着陸時の揺れがほぼ皆無で、飛行機のシートに座りながら静かに感動していました。

上海にお昼過ぎに到着し、まずホテルに向かいました。国際空港駅から大世界駅に行く際、途中の龍陽路駅までは最新のリニアモーターカーで行きました。7分間を最高時速430kmで突き抜けます。これが中国全土に整備されれば、国内の移動がグッと楽になりますね。

 

日本で導入されるのは予定通り2027年になるのかな?

 

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地下鉄を乗り継ぎホテルへ。こちらが今回お世話になったホテルAtour Light Shanghai On the Bundです。

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外観は夜の方が映えました。中もフロントから部屋まで、本当にオシャレで素敵でした!スタッフの方との会話は英語で、複雑なやり取りはお互いに翻訳機などを介してしました。若くて清潔感のあるスタッフさんが多かったです。

何より、朝食のビュッフェが美味しくてロケーション抜群でした!!

これはリピーターが増えるな、と感じました。駅からも近く立地条件も良い人気のホテルなので、予約はお早めに。早めの予約の方が料金的にもかなりお得になるのでオススメです。

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1日目は、まず豫園へ。

人の多さと、思った以上に園内が観光地化されていて呆気にとられました。

よく言うと便利で、ただ、ちょっと情緒が無いかな…と正直思いました。建物自体は豪華絢爛で見応えがありました。

お土産屋さんや飲食店の店員さんはとても親切でした。

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次に外灘に並ぶ洋館群を見に行きました。これらはほとんどが銀行など、金融関連の会社が入っています。

上海はアジアの都市でありながら、19世紀あたりの租界時代に建てられたバロック、ゴシック、またインド式など雑多な歴史的建築物が見れて、デザイナーにとっては非常にウキウキする場所です。

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夜に差し掛かると、外灘は街全体が徐々にライトアップされて行きます。

そのまま上海いちの繁華街「南京路」へ。どの建物もギラギラに光っているので、夜とは思えない明るさです。

人工的なネオンの光がどこまでも続くような感覚に襲われます。

高級ブランドを扱う大型デパートから、ファストファッションの店、飲食店などが並んでいます。

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因みに私は2日目の夜に上海のH&Mでジャケットを買いました。セールで安かったので。

晩御飯はデパートビルの6Fにあったお店にはいってみました。

ここで上海料理「紅焼肉(ホンシャオロウ)」と、野菜炒めを注文しました。紅焼肉が大きい壺にはいってきたのでそのインパクト大のビジュアルに『!?』と思いましたが、味は見た目よりあっさりしていて、食べやすく美味でした。下の方にゆで卵が入っています。何より、野菜炒めのお野菜の新鮮さに驚きました。今回の旅で衝撃的だったのは、上海の野菜と果物の鮮度の高さです。

どこで食べても新鮮で、上海の青果の流通経路はどうなっているんだと思いました。

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夜ご飯と夜景を楽しんで1日目は終了。

2日目は上海市内の公園や、お寺を巡る旅でした。

上海には日本の何倍も広い公園がたくさんあり、主に景観を保つために綺麗に整備された公園と、人々が運動したり楽器演奏したりするための憩いの場としての公園があります。

景観を保つための公園では原則、アクティビティは禁止されていて、ちょっとでも芝生に入ったら常駐している警備員に止められます。

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上の写真は景観を保つための「広場公園」。

 

もう一つの憩いの場としての公園は、地元の人々が太極拳をはじめとしたスポーツをしたり、社交ダンスをしたり、歌を歌い楽器を奏で、博打をし…と、なんでもアリの場となっています。

でも、どの人も自分の思い思いに自由に行動していて、解放的で国民性が現れている場だなぁと思いました。

公園で優雅に太極拳をしている人々を見ると、不思議と心が穏やかになりました。
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その後、田子坊へ。ここはギャラリー、カフェ、ショップなどが立ち並ぶ迷路のようなアート通りです。若い人に人気の場所で、上海の流行のものなども知ることができます。

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新天地ビルにも行きました。ここはモード系のファッションブランドショップが入っているビルで、日本だとパルコに近いのかもしれません。特に、本屋さんのディスプレイがかっこよかったのが印象的でした。

 

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その後、静安寺へ。3世紀の三国時代に創建された真言宗寺院が13世紀に現在の場所に移され、戦火や天災の度に再建され、今残っているのは1980年代以降の建造物です。

境内には信心深い人が熱心にお祈りしていますが、観光客の人もかなりいて、お坊さんもスマホでバシバシ境内の写真を撮っているし、結構カオスな空間でした。

しかし、精巧な木彫りの美しさや建物のダイナミックさに圧倒されました。

上海はとにかく全てのものが大きくて、敷地も広いので、のびのびと過ごせるのが良いところだと思います。

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晩は、日本でインターネットで予約をしておいた上海蟹専門店の「成隆行蟹王府」。本格的な上海蟹の店で観光客にも人気なので、ここは予約必須の店です。

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料理全てが上品で本当に美味しかったです。お店の雰囲気もゆったりできて、1度は来店する価値有りです。
上海の夜景を目に焼き付けようと、もう一度街を練り歩き、近くのマッサージ店で歩き疲れた体をほぐしてもらいました。

 

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3日目はホテル近くのコンビニでお土産を見たりして、すぐに空港に向かいました。

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上海は街のビルもお寺も、日本のものとは比較にならないくらいスケールが大きいので、その中にいると狭い視野になりがちな日常を俯瞰して見ることができました。

都会で人も多いのに、東京よりも人々がのんびりしているのが意外でした。

あと、朝から晩まで街中に警察官や警備員が何人も見廻りをしていたので、治安は良かったです。

 

ギラギラの未来都市、上海。ありがとう。

来年は絶対、北京に行って万里の長城を練り歩きます。そのために日々、体を鍛えておきます。

グラフィックデザイナーの津森でした。

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