みなさん、こんにちは。グラフィックデザイナーの津森です。

1日ごとに世界情勢が変わるこのご時世ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

お仕事も大切ですが、休日は家でゆっくり過ごせていますか?

家の中で過ごす時の定番として「読書」が挙げられます。読むだけでも良いのですが、

読んだ本の内容を忘れないようにしたい、実生活の中で活かしたいけどどうすればいい?そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

その手段としては

結論:内容の本質を見抜き、他者に正確に伝える。

という事が有効です。

これ↑ができるということは自分がその本から何を学べたのかが自分の中で完全に整理できているということです。

では実際にどうしたらいいのか?

今回は自分なりにですが、「読んだ本の内容を効率よく記憶し、実生活でアウトプットができる1冊」を紹介します。

※初めに言っておきますが、ステマとかではありません。

方法:『すべての知識を「20字」でまとめる 紙一枚!独学方』著:浅田すぐる

この本に書いてある20字のワークを実践し、読んだ本の内容を一枚のA4サイズの紙に20字でまとめる。

以上です。

単純…に見えます(笑)しかし、言うは易く行うは難し。実際にやってみるとこれがなかなかまとめられない。

実際に私のワークシートをここで晒します。

 

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これは『FACT FULLNESS 10の思い込みを乗り越え、データを元に世界を正しく見る習慣』著:ハンス・ロスリング 他という2019年の世界的ベストセラーのビジネス教養書の20字まとめです。

字が汚いのはスルーしてください。このワーク中、かなり頭をフル回転させて言葉を書き出しているため、他の事に気を配れなくなります。(言い訳)

まず「なぜこの本を読んだのか」というテーマを決め、それに関連するキーワードを本の中から抜き出し、そこから共通点を見つけて20字にまとめていきます。

1枚目を書き終えた後、納得がいかずにもう一度書いています。こうして繰り返し自問自答していくうちに自分なりの「本質(結論)」を導き出していきます。このようにまとめておくと、本の内容をアウトプットして自分の脳に定着させる事ができます。

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また、自分がこの本の内容を他人に説明する時もこの20字を軸に話を進めていくとスムーズかと思います。

この「20字」がまた肝になるのですが、それは実際に本書を読んでお確かめください。

ボリュームのある内容を最初からラストまで説明されても、結局聞かされる人にはほぼ何も残りませんし、最悪ストレスを与えかねません。

実は、このブログの最初に書いた結論も句読点を含めて20字でまとめています。「内容の本質を見抜き、他者に正確に伝える。」(20字)

人に何かを伝える時は要点をまとめたものをまず伝えて、そこから必要であれば話を広げていく。この作業はどんな仕事の場面にも共通して大切な事だと思いますし、その他プライベートでも円滑なコミュニケーションツールになりえます。本書のワークではその訓練ができます。

また、本書では著者である浅田さんのビジネスへの姿勢なども記されていて非常に感銘を受けました。

これからも読書と合わせてこのワークを実践していきます。

おうちにいる時間が長い今、このように本を通して自分自身とゆっくり向き合ってみるのもいいかもしれませんね。

皆さまの充実した『おうち時間』の一助になれたら幸いです。

グラフィックデザイナーの津森でした。

 

追伸

このブログを書いている今、世界が不透明な未来を案じて混沌としています。医療や化学が発展した現代に、新種の疫病でこれ程多くの人々が苦しむのかと驚くばかりです。

一人一人の行動が人間の将来を左右しているという状況です。正しく恐れ、正しく行動するように心がけていきたいと思います。先日、日本にたくさん笑いを届けてくださった方の突然の訃報に衝撃を受けました。メディアの中でしか知りませんが、不思議と親しみのある方でした。そんな風に身近な存在に感じていた人も多いのではないでしょうか。唯一無二の存在です。

個人的には動物達と触れ合う姿が大好きで癒されていました。訃報後の周りの人の反応を見ていて、心の中で生き続けるとはこういう事をいうのだと思いました。

ありがとうございました。